11月7日
天気予報では雨の週末のようでしたが、今日は降らずに一日が終わりました。
朝夕冷え込んできました。
仕舞い込んであった毛布は出来るだけ日干しして掃除機をかけてから使いましょう。
おそらくイネ科の植物とハウスダストだとは思いますが
目が痒がったり鼻がかゆがっているお子さんが多かったようです。
乾燥してきましたから、皮膚の保湿は十分にしましょうね。
さて、最近、「かかりつけ医」の意味について感じるところが多くなりました。
インフルエンザワクチン接種に成長して病気をしなくなった、「昔とても弱かった」若者たちを
数多く見るようになったからかもしれません。
彼らは立派になりました。自分の意見を堂々と伝え、自分の道を歩いています。
毎年この時期に会いに来てくれる事がどんなに嬉しいことか、小児科医の喜びとはここにあるように思います。
いろいろな思い出がそれぞれにあります。
人と人がより分りあえるには、風も吹く事が必要でしょうし雨も降らなければならないように思います。
ところが、このごろは、自分の感情を隠して表面だけ上手く取り繕い
本当の気持ちを伝えられていない関係が社会全体にあるように思うのです。
私は大したことは出来ませんが、とりあえず元気なパワーを送り続けたい、なんでも受け止められるような存在になりたい。
そんな大きな願いを持っています。
先日、4歳になるお子さんが見事に端末操作してお絵かきしたり動画を見たりしている姿を見ました。
子供の吸収力と想像力はすごいものです。
便利な世の中になりました。
携帯電話やライン、これはもうなくてはならない意思伝達手段のひとつですが
逆にこれらの存在が、大事なものを見えなくしているようにも感じます。
目を見て、声を聴いて、触れ合って、大切なことはそうやって伝えたいと
思うようになりました。
よい週末をお過ごしください。
タグ: