9月4日
昨晩、山梨大学小児科学教室の同窓会があり出席してまいりました。
お世話になった先生方にお会いすると懐かしさと同時に研修医時代に戻ったように背筋がピンと伸び不思議な緊張感が走りました。
何人かの先輩の先生方がご都合が悪くお見えにならなかった事で、一番高いところに席を頂いて過ごした貴重な時間でした。
歳を重ねると、こんな素敵な事があるんですね。
さて、今年のインフルエンザワクチンについてお知らせします。
2016/2017 インフルエンザ株は
A/California(カリフォルニア)
/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港)
/4801/2014(X-263)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)
/3073/2013(山形系統)
B/Texas(テキサス)
/2/2013(ビクトリア系統)
6カ月~3才未満
1回0.25ml
(2回接種をお勧めします。)
3歳~12歳まで
1回0.5ml
(2回接種をお勧めします。)
中学生以上は、1回0.5ml 1回接種でよいと言われていますが、私は受験生に限っては2回接種を勧めています。
インフルエンザワクチンは、チメロサール(有機水銀)合有製剤と否合有製剤があります。
私は、非合有製剤を使用していました。
しかし、今年は4月に熊本地震が発生し
ワクチンメーカーが被災したことから、他ワクチンメーカーが増産する必要があり、生産効率の悪いチメロサールフリー製薬の生産を中止したこと。ワクチンに含まれるチメロサールは、ごく少量で自閉症との関連も否定されること、二つの理由で今年はチメロサール合有ワクチンを使用します。
接種は、10/11~はじめます。
接種期間は、10月・11月・12月
の3カ月を予定しています。
インターネット予約サイトをご利用下さい。
2週間前から予約を受け付けます。
本日は在宅当番日で朝8時前から医院におります。小児救急センターにも小児科医が日曜返上で出勤しています。
これを当たり前だと思わず、小児を守り、家族を支えようとしている多くの医療従事者とその関係者の熱いボランティア精神を是非ご理解頂きたいと思います。
この救急体制が長く存続する為には、ご家族の協力も重要になるであろうと思っています。